「カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編」がすごい件 その2

今日はバブル経済を学んだ。何度でも言います「カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編」は本当によく分かる。
詳しい人が見れば色々な情報をカットしすぎているのかもしれませんが、分かる楽しさを与え興味を持たせるという意味では超一級品。


今日はプラザ合意後の円高不況→公定歩合引き下げ→バブル→崩壊→不良債権問題→公的資金資本注入について学んだ。
なぜ貸し渋りが起きたのか?なぜ公的資金を銀行のために使ったか?が人に説明できるほど理解できた。


ところで各銀行の自己資本比率の変化のグラフとか見てみたいな。自分が口座を持っている銀行はどうなっているのか?とか。
単体では見つかるのですが比較のグラフは見つけられなかった。


以下は復習用のメモです。

  • 円高・円安
    • 日本の輸出が増えると円高に進むことがある
      • 企業がドルで代金をもらいそれを日本円に変えるので円の人気が高まる
    • 日本の輸入が増えると円安に進むことがある
    • 円高になると輸出先(例えばアメリカ)から見ると輸入したもののの値段が上がるので売れなくなる
      • 輸出会社は価格を維持せざるを得なくなる→コストの削減→工場を海外に移す→産業の空洞化
    • 日本にとって円安と円高どちらが得か?
      • 日本は貿易黒字国なので輸出産業に優しい円安の方が望ましい
    • 円高が進むと日本の物価はどうなる?
      • 輸入品が安い値段で入ってくる→物価が下がる
    • 日本の景気がよいと→日本の信頼度アップ→円高に進む
  • 日本銀行
    • 公定歩合を使って景気を良くする
      • 公定歩合下がる→市中銀行がお金を借りやすくなる→会社が金を借りやすくなる→大きな仕事ができる→人をたくさん雇い給料あがる→消費が増える→お金の循環が良くなる
      • 景気が悪すぎると公定歩合を下げてもだめ。
      • 会社に既に多くの借金があり、もっと借りる余裕がない。景気が悪いので買い控えがありものが売れない。
  • バブル
    • プラザ合意アメリカの貿易赤字対策としてドル安にしようと G5 で合意。
    • 円高ドル安の影響で日本の輸出物が売れなくなる。輸出企業ダメージ。(円高不況)
    • 景気を良くするために公定歩合を下げる(半分に!)
    • 景気が良くなる
    • お金を借りる担保となる土地について神話があった。(適正価格を超えても必ずあがり続ける)
    • その神話に基づいて土地や株の人気が上がり適正価格以上に。
    • お金持ちが増え。消費が増えすぎる。→インフレになりそう
    • インフレ防ぐために政府が介入。
    • 銀行に「土地の売買に関するお金はあまり貸さないように」と。
    • この施策が急激すぎて一気に不安をあおり土地や株の値段が急落。
    • 担保となっていた土地も適正価格よりだいぶ上の値段だったので銀行は借金を取り戻せず不良債権化。
  • 銀行の強さ・安定度
  • BIS規制
    • 銀行が国外で仕事をする場合は自己資本比率が8%以上でなければならない。
    • この規制のおかげで、バブル崩壊後に、総資産を減らすために、貸し渋りや回収の必要がある→さらに景気が悪い方向へ。
    • 国がこの対策に、公的資金を資本注入←な、なんだって!初めて理解した。


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