スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学 を読んだ
スーパーエンジニアの道というと大げさだが原題は「Becoming a Technical Leader」。年齢的にもそして現ポジションもリーダーシップが必要なので読んでみた。著者はエンジニア出身でかつ、リーダーシップのセミナーを主催しているので、リーダーシップにまつわる現実的な話がたくさん。すこし冗長で読みづらかったので各章毎にマインドマップもどきを描きながら読んだ(例 これ)。
先日 id:secondlife さんにインタビューしていただいた記事 でも少し触れているのだがここ数年 Tech Lead という役割で仕事をしている。その体験と本の内容を重ねながら読み進めた。この手の本にありがちな「リーダーになるのは素晴らしい!」とか「強いリーダーになる方法!」などは一切ない。むしろ「リーダーって大変だけど。そこまでしてなりたいの?よく考えて。」とか失敗例がたくさん載っていて面白かった。某外資でエンジニアマネージャをしている人も言っていたのだが、マネージャの仕事は人との仕事なので失敗体験をブログ等で共有しづらく学びの機会がプログラムよりも少ない。そういう意味でこの本は貴重な学びの源だと思う。
ちなみに本書ではプログラマがリーダーになる時にいちばん気になるであろう「リーダーになると技術的にキャッチアップできなくなるのでは?コードを書く時間が減るのでは?」という疑問にも触れている。
スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学