機械が発音を教える時代

iPadGoogle アプリには音声検索機能がある。声に出せば検索キーワードを入力できる。入力の精度は高く僕がはっきり話せばほぼ認識してもらえる。


3歳半の息子はキーボードの入力は当然できないのでこの音声入力で検索を試みる。彼曰く「ぐーるる」で知りたいことを検索するのだそうだ。ただ彼の発音はまだ未熟なので「ドラえもん!」と発声しても検索キーワードは「うーうーうー」になる。親からすれば100 % 聞き取れるので少し息子が可哀想になる。ただし客観的には親ではない場合は完全に聞き取るのは難しいのも事実だと思う。つまり Google さんが聞き取れないのはしょうがないのだ。


そんなこんなで息子には「とうちゃん。ぐーるるにドラえもんって言って」などという本末転倒なお願いをされるわけなのだが今日状況が変わった。息子が「ぐーるる」に認識されるためにはどうしたら良いか試行錯誤しているのだ。何度も何度も発声し、うまくいかないと僕にお手本を聞きに来る。そのうちにコツを掴んで「ぐーるる」が正しく意図通りに聞き取りをしてくれるようになった。「どらいもん」と間違っていたものも、「ど・ら・え・も・ん」と音の切れ目も理解したクリアな発音になってる。機械が息子の発音を矯正するとは思わなかったな。