「原因」と「結果」の法則 - ジェームズ アレン

「原因」と「結果」の法則を読んだ。確か勝間さんの本で紹介されていたので手に取った。
前提知識なしで訳者前書きを読んで驚いた。
この本は実は1世紀以上前に書かれてた本で、多くの「自己啓発系の本」に多大な影響を与えた大ベストセラーらしい。


前書きを読んでますます姿勢を正して読む気になった。
長い競争の中を勝ち抜いてきた古典は価値のある内容であることが多いから。
さらに洋書をわざわざ翻訳しているのだから多少なりとも得られるものがあると期待できる。
モンテ・クリスト伯SICP(コンピュータの本としては古典)などの古典もそうだ。


古い本なので 「Google を活用しよう」とか「システム手帳に夢を書こう」とか現代で通用するような超実践的なテクニックは一切書かれていないが、古臭い内容は一切ない。
人生をどう生きたらよいか、どう生きると不幸になるのか。何が自分を幸せにしてくれるのかということを淡々と説いていく内容。
要約すると自分をコントロールして自分自身を創り上げなさいという話。
読めばあたりまえと感じることが(道徳の教科書のように)書かれているが、ここまで徹底して書かれている本は初めて。
この本が100年以上前に書かれていることも手伝って読んでいて考えさせられた。

「原因」と「結果」の法則
ジェームズ アレン
サンマーク出版
売り上げランキング: 299
おすすめ度の平均: 4.0
5 最初で最後の自己啓発本
4 仏教の入門書としても-西洋から東洋へ
4 身の回りで起こることは、自分の内なる思いがそうさせている
4 思いが「原因」、環境は「結果」
5 単純