達成感は被支配の証

 自分で問題を見つけて解決してくとき、自分で考えてものを作り上げていく場合には、けっして達成や終わりはないだろう。

1つ解決したときには、新たな問題が目の前に現れるからだ。そして、よしこの次も乗り越えてやろうという決断をする、ここが一番エキサイティングな瞬間である。

 「終わった!」と嬉しくなるのは、それが仕事であり、与えられたノルマである証拠だ。「できた!」と嬉しくなるのは、それを誰かに見せようと思っているせいだ。まだ誰か他者に支配されていることを思い知ろう。達成なんてその程度のものだ。