プログラマ向けに書かれた「Soft Skills」という本がすごいという話 - サンフランシスコではたらくソフトウェアエンジニア
日本語版がでました。すぐ買うべし。
SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
posted with amazlet at 16.05.18
Soft Skills: The Software Developer's Life Manualは残念ながら日本語訳が出ていない。でも英語でも読む価値はある。とても平易な英語で書かれてる。どこかの出版社さん翻訳だして欲しい。空前のブームになるに違いない。
Soft Skills 。alc.co.jp によればソフトスキルは「対人的な交渉・指導・意思疎通などをうまく行える能力(または知恵)」のことらしい。そのタイトルからも分かる通り、プログラマ向けに書かれた本だがほとんど技術の話は書かれていない。プログラマとして生きていくための技術以外のほとんどのスキルがここで網羅されていると言っても過言ではない。給与交渉、プロダクティビティ、マーケティング、投資、フィットネス(!)、食事までほぼすべてをカバー。それらすべて筆者が実践している血肉になっているものばかり。
読むたびに「え?そんな内容までカバーするの?」と驚かされるばかりである。以下カバーされている領域の一部を紹介する。
- 雇用形態の選択肢
- 会社で出世する
- リモートではたらく方法
- テクノロジーを宗教的にあつかうな
- コード書きのためのマーケティング
- ばかに見えるのを怖がるな
- メンターを探す
- 燃えつき(burnout) は治せる
- hard work の価値とそれを避けてしまう理由
- 入社時給与交渉
- 不動産投資
- きちんと引退プランを理解していますか?
- 彼氏・彼女の戦略的な見つけ方
僕は毎日1セクションずつ読んでようやく終わった。最近会った人たちには「その話なら Soft Skillsに詳しく書いてあったよ」と何回もおすすめした。Amazon.com での 評価も5つ星で異常に高い。だまされたと思って読んでみるといい。