オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプトを読んだ
オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト(通称 OOSC)読み終わった。長かった。
読んだ動機は単純で「オブジェクト指向を正しく理解したい」から。ちょうど同じ時期に読んでいたDomain-Driven Designでも、モデリングのツールとしてのオブジェクト指向の重要性が指摘されていたのも動機の1つ。
「クラスとは何か?」から始まり
- 総称性
- 再利用性へのアプローチ
や本書の肝である「契約による設計」が学べたのは収穫が大きかった。やはり原典なだけあって不足なく知りたい事が書いてあるのも良いところ。
オブジェクト指向の本質を提示し、各プログラミング言語が採用しているアプローチの利点・欠点を挙げている所も勉強になった。
ただし巷で言われているように本書は「しんどい本」の部類に入ると思う。書いてある内容は有益なのだが、文章が冗長で読み進めるのが結構きつい。
類書がないという点において、それを乗り越えてでも読む価値はあるのだが、購入を検討する際には一度手にとって「いける」かどうか確かめた方が良いかも。
実は、この本は2冊構成で、方法論・実践もあるのだが、続きを読むか迷うところだ。
オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト (IT Architect’Archive クラシックモダン・コンピューティング)
posted with amazlet at 09.09.26