Mosh 0.2.0 をリリースしました


Mosh 0.2.0 をリリースしました。


追加・変更点は以下の通りです。

  • 並列ライブラリ (mosh concurrent) を追加
    • Erlang (もしくは termite)のような Shared nothing/メッセージパッシングベースの並列ライブラリ
    • spawn, send, パターンマッチングを利用した receive などを提供
    • example ディレクトリに Echo サーバーなどのサンプルがあります
    • このライブラリはまだα版で API が変更になる場合があります
  • コンパイルキャッシュによる高速化
    • 初回実行時に import したライブラリをコンパイルしキャッシュしておく事で 2 回目以降にコンパイルを省略でき高速に動作
    • --clean-acc オプションでキャッシュを削除
    • --disable-acc オプションでこの機能を無効
  • (mosh file) ライブラリを追加
  • (mosh ffi) の改善
    • WindowsFFI が動作するように(.mjt さんによる)
    • 以前の仕様ではポインタは integer と区別できませんでしたが pointer? を満たすオブジェクトになった

 - 構造体アクセスなどの基盤となる pointer-ref-xxx や pointer-set-xxx の追加

    • errno へのアクセス
  • equal? 手続きの高速化
    • 循環構造での停止を実現するために遅かった equal? を高速なものに置き換え
    • 参考文献: Efficient Nondestructive Equality Checking for Trees and Graphs Michael D. Adams and R. Kent Dybvig.
  • コンパイル時間の短縮
    • 一部の遅い手続きが C++ で書き直し
  • (lambda wiki) 更新
    • 簡単な spam 避け機能追加
    • バックアップ機能追加
  • 多くのバグ修正
    • たくさんのレポートを下さった Marco Maggi さんに感謝

謝辞

今回のリリースまでに多くの方のアドバイス、不具合報告をいただきました。
みなさんありがとうございました。

不具合報告

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もし面倒であれば、ここのコメント欄に書いていただくのでもかまいません。