Mosh 0.1.0 をリリースしました
Mosh 0.1.0 をリリースしました。これは大きな一区切りとなる安定版のリリースです。
Mosh は R6RS 完全準拠となりました。*1
追加・変更点は以下の通りです。
- 新しいリファレンスマニュアルを追加
- Socket API を追加
- 詳細はリファレンスマニュアル Socketまたは、example/irc-client.ss を参照ください
- FFI (Foreign Function Interface) を追加
- FFI は Mosh から C 言語のライブラリを呼び出す仕組みです
- リファレンスマニュアル Foreign Function Interface または test/ffi.scm を参照ください
- R6RS の以下の仕様を実装(ココサブさん、ひげぽんによる)
- 数値(複素数含む)、算術計算。
- ファイル I/O
- パターンマッチライブラリを追加
- Alex Shinn による match ライブラリ
- オブジェクトシステム TinyCLOS を追加
- Christian Sloma による
- データベース接続の DBI を追加
- MySQL への接続が可能
- Windows で実行・ビルドが可能に
- 実行・起動がより高速になりました
- 命令融合
- Gloc
- Faslの改善
- 以下の SRFI がサポートされます
- (srfi :0 cond-expand)
- (srfi :1 lists)
- (srfi :2 and-let*)
- (srfi :6 basic-string-ports)
- (srfi :8 receive)
- (srfi :9 records)
- (srfi :11 let-values)
- (srfi :13 strings)
- (srfi :14 char-sets)
- (srfi :16 case-lambda)
- (srfi :19 time)
- (srfi :23 error)
- (srfi :26 cut)
- (srfi :27 random-bits)
- (srfi :31 rec)
- (srfi :37 args-fold)
- (srfi :38 with-shared-structure)
- (srfi :39 parameters)
- (srfi :41 streams)
- (srfi :42 eager-comprehensions)
- (srfi :43 vectors)
- (srfi :48 intermediate-format-strings)
- (srfi :61 cond)
- (srfi :64 testing)
- (srfi :67 compare-procedures)
- (srfi :78 lightweight-testing)
- (srfi :98 os-environment-variables)
- (srfi :99 records)
謝辞
今回のリリースまでに多くの方のアドバイス、不具合報告をいただきました。
みなさんありがとうございました。
不具合報告
不具合報告までお願いします。
もし面倒であれば、ここのコメント欄に書いていただくのでもかまいません。
追記
Windows 版ではいくつか制限があります(詳細は win/readme.txt をご覧ください)
*1:準拠してないところをみつけたら教えてください