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論文を読んでいると意味が分からない部分の方が圧倒的に多い。頭がヒリヒリしてきて「いーっ」となる。どうしても数式よりもコードを見てしまう。証明部分をスルーしてしまう。スルーすると次の文章が突然飛躍したように見える。ますます理解できなくなる。という負のループ。いつか完全理解できるようになるだろうか。
C言語のポインタが全然分からなかったとき。もっと頭が「いーっ」となって絶望的な気分だったことをよく覚えてる。「ポインタは箱」みたいな図を見せられてもさっぱり分からない。本を何度読み返しても分からない。入門書が理解できないってのは自分はかなり頭が悪いのだと再認識させてくれた。
数年前まで sum などの再帰関数をさっと書くことが出来なかった。たった数行のコードなのに思考が停止して冷や汗をかいてしまう。「お前の結果は俺の引数でふんがーっ。ぎゃー」と脳が悲鳴をあげていた。どんどん不安になる。
ギターを買い F のコードを押さえられなかったときも軽い絶望を味わった気がする。1弦〜4弦が押さえられてなくて「じゃらぺこぽここ」的な音がするんだよね。そのときの悲しさといったら。もちろんしばらくしたら余裕でできるようになったけども。某有名ベーシストもFが押さえられなくて、ベースを引くようになったらしいよ。
そういえば 90-min-scc を読んでいたら「末尾呼び出しだと、呼出し側と呼び出された手続きの両方の継続が一致するんだ。だから最適化できるんだよ」というのが腑に落ちた。というわけで2007年 2:8 くらいで負けているので来年はもう少しがんばろうか。