7つの言語 7つの世界


この1年の優れたIT系書籍はどれか?「Jolt Awards 2011」で紹介されていた7つの言語 7つの世界を読んだ。Ruby, Io, Prolog, Scala, Erlang, Clojure, Haskell という全く異なる言語を紹介していく内容。「7つの世界」とあるように、その言語の世界観をうまく紹介していると思う。文法や機能、さらには登場した背景や開発者へのインタビュー、その言語の思想なども解説されている。
本の厚さには限りがあるので各言語の紹介は多少表面的になるのは否めないが、自分が想像していたよりはずっと深い内容だった。これは著者の力で Jolt Awards を受賞した理由もここにあるのだと思う。


こうやって主要(?)な言語を並べられると色々見えてくるものがある。今後どの言語に自分の時間を投資すべきか。自分の解決したい問題にはどの言語が適しているか。流行りとは別にどれが好みであるか。そしてそれが主流になりうるかどうかなど。
最近新しい言語を学んでない人は本書を読んでみると良いかもしれない。