こころ

こころ (新潮文庫)

こころを読んだ。既視感があったのでひょっとしたら若い時分に一度手にとったことがあるかもしれない。後半に差し掛かるところから暗い悲劇が少しずつ浮かび上がる。待ち受ける悲しい回想から目を逸らすために一度本を閉じてしまったほどだ。そういう意味ではとても良く書けている話だと思う。次はもう少し元気の出るものを読もう。