ひなた先生が教えるデバッグが256倍速くなるテクニック

id:yaneurao さんにひなた先生が教えるデバッグが256倍速くなるテクニック
を献本いただきました。ありがとうございます。
連載当時に数回レビューさせていただいた事があったのでそのご縁。


今読み返してみると、自分が二分法によるバグ原因特定を明確に意識したのは、この本からだったことが分かる。それ以前は、経験的に有用性に気付いていたもの、積極的に使ってはいなかったのだよなあ。半自動的にバグを見つけるとかもそう。


この本は表紙の絵が摩訶不思議な雰囲気で手に取るのを躊躇するかもしれないが、個人的には特に前半が勉強になる人は多いと思う。

  • バグの原因特定までの基礎的な道のり
  • スタックを覗いてみる

など、デバッグには多くのテクニックがあるのだけど、そういった基礎を学べる。


ちなみに泥まみれで、たくさんデバッグしてきた以下のような経験のある人には易しすぎるかも。

  • gdbデバッグしようにも自分のプログラムがスタックをいじって壊しているので bt と打っても虚しいだけ
  • 1週間かけて難攻不落のバグを1つつぶしたことがある
  • 他人の書いた数十万行のスパゲッティコードを保守してた


ひなた先生が教えるデバッグが256倍速くなるテクニック (Software Design Books) (Software Design Books)


全然関係ないですが連載当時と絵が変わったような気がするのは気のせいでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20081114