投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう

id:higepon:20050818:1124377993で、株式自動売買ソフトウェア株ロボを作ろう!を紹介したところ多数のコメントをいただきました。

さてそんな中、とある方から「投資についての良心的な入門書」として最新版 投資戦略の発想法を紹介されました。同僚のid:kambaraもおすすめとのことだったので読んでみようと決意。

ただし保守的で、疑り深い私は以下のような先入観で読み始めました。

• 投資で儲かっているのはごく一部の人たちだけだ。
• 本一冊読んだだけで投資がうまくいくわけがない
• 結局は著者の成功事例の通りにやれという内容に違いない
• 大体、投資をするといってもそんな元手がない
• 投資はリスクが高すぎる
• 投資の失敗で身を崩した人はたくさんいる

そしておっちょこちょいな私は。同名タイトル・同著者によるちょっと古めのこの本を読み始めてしまったのでした（ぉ。

投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう

早速読み進めたところ、この本、著者が「良心的」であることが良く分かりました。
というのも読み進めていくと

• ハイリターンはハイリスク
• 自己投資をしろ
• 家計簿をつけられないような人には投資は無理
• 生活防衛資金(2年間今の生活水準を落とさずに暮らしていけるだけの資金）を貯めないとだめ。
• マイホームは本当に資産になるか?
• 人間は錯覚するようにできているので、自分の判断を過信しない

等々、自分が常日頃いただいていた思いを専門的に肯定し、安易な投資を厳しく制限するような内容でした。
お金のことや経済のことは、なかなか学校では教えてもらえないということを

金持ち父さん貧乏父さん

で学び、さらにより具体的に、この本で学べて良かったというのが率直な感想です。

というか生活防衛資金ってぜんぜんたまってないんですが・・・
というわけで、金持ちでもなく投資もしないという私のままです。