本を読む事と本棚

小さい頃から、本を読むのが好きでした。小学校の図書室のアルセーヌルパン、少年探偵団、ホームズシリーズ等々の全制覇にはじまり、最近では森博嗣村上春樹等々、主にミステリー・SFを読み漁ってきました。


読む本は、図書館で借りたり自分で買ったり、友達から借りたりと入手経路はさまざまですが、読み終わった本はいつまでも手元に置いておきたいとずっと思っていました。
ですが実家を出て1人暮らしをして引越しを繰り返すうちに物理的なスペースの関係ですべての本を保持していくのが困難になり処分せざるを得ないことがありました。


多く本を読むといっても本当の読書家には全然かないませんが、それでも自分が読んできた本、1冊1冊からそれぞれ何かを得て今の自分があるんだなぁと思うようになりました。
人との出会いや、自分の体験で得られるものを最重要視する人もたくさんいてそれも正解だと思いますが、本を読むことでのみ得られるものもたくさんあると私は信じています。


脇道にそれましたが、私の読書スタイルは「わりと早く本を読む」「読んだ本はほとんど読み返すことがない」という、2本の柱から成り立っています。
なので、実は本を手元に残しておく意味が全くない事に最近気づきました。
それでも本を捨てられないのは、自分が読んできた本をずらっと本棚に並べてみたり、本の背表紙を見ることで読んだ時の記憶がよみがえり何らかの潜在意識への働きかけが発生することが、実生活で結構重要だからではないかと分析しています。


そんな「手元に物理的な本を残さず、本棚に本を並べること」を実現できるシステムとして本棚.org(現在はnot found)がありますが、今回試しに、本棚に自分が持っている本の一部を追加してみました。(追加がやはりちょっと面倒なので途中で飽きちゃいました。)


このサービスがもっと充実したら面白いだろうなぁと思いました。
例えば、初対面同士で話すときにお互いが読んできた本を携帯電話で照会できて共通の話題をすぐに見つけるとか、本棚の中にある本のテキストサーチとか、本棚データそのものから有意なデータを自動的に生成したりとか。


あと私はたまに、本を読みながら歩いたりするのですがこれの応用系として自転車に乗りながら本が読めたらいいのにと思うことがあります。
相当無茶なことは承知していますが、何らかの技術革新がありそれが可能になったら、私は携帯音楽プレイヤーを捨ててそれに走ることでしょう。


追記:しかし他人の本棚をのぞけるのは楽しいですね。よく勉強しているなぁ。
id:yaneuraoさんやid:mjtさんの本棚とか興味あります。いったいどんな本を読んでいるんでしょうか。(読んできたのでしょうか)