[はてな] ITエンジニアの幸せはどこにあるか?

はてなブックマークホットエントリーに気になるタイトルのエントリーがありました。
「日本のエンジニアには絶対になりたくない、と心から思った」 izu@San Franciscoというエントリーですが、なんとなく思い当たる節があり妙に納得してしまいました。


そんな私もはてなにエンジニアとして入社して2ヶ月ほどが過ぎました。
以前いた会社は大企業で、エンジニアとして幸せになれないと思い転職に踏み切りましたが、これは正解でした。
たった2ヶ月ですが、もう1年以上経ったかのような濃い開発者Lifeを過ごしています。


私の理想とする、いわゆる会社や研究所に所属しているエンジニアの幸せは

  • 尊敬できる技術者に囲まれていること
  • 好きなこと「も」やれる環境であること
  • 新しいものがそこにあること
  • 無駄な会議がないこと
  • 自分にしかできない仕事があること
  • 自分が会社を支えている技術者の一人だと強く実感できること
  • スピードが速いこと
  • 技術者が正しく評価されること


などです。
こうして挙げてみると、エンジニアに限らずどんな職種でも当てはまる項目が多いですね。


私もこれらの幸せを求めて、転職に踏みきったわけですが結論から言うと、はてなにはこれら全てがあると感じています。
具体例を挙げるのは難しいですが、例えば


「こんなモノ作ったんだけどどうかな?」
と言って、仕事の合間に作ったジャストアイデアの仕組みを見せるエンジニアがいて
その周りにみんなが集まって「おぉーーすげー」と騒いでいると思ったら。
その後しばらく経って、それが、はてなのサービスに生かされて取り込まれていたりします。


あとはスピードが速いことに関してですが、はてなはサービスを出していくスピードが速いといわれる事があります。それはそれでまた別の機会にカラクリを紹介していこうと思うのですが、上記以外にもスピードを感じることがあります。
それは、前職に比べて何倍も濃い毎日を過ごすことができるので、以前の自分とは違う速さで開発者人生を歩んでいるということです。
入社前はほとんど経験のなかった Perl でシステムを書き、Webサービスを知り、Ajaxで遊んで、ペアプロして、水泳部に精を出しています。
来年の今頃、はてなや自分が何をやっているかが全然想像つかないのもそのあたりに起因するかもしれません。


さてそんな経験から、現状に不満を持つ幸せになりたいエンジニアには、まず第一歩として内外の優秀なエンジニアとの交流をお勧めます。
オープンソースプロジェクトに参加するのも良いですし、勉強会やカンファレンスに参加するのも良いでしょう。
他のエンジニアとの交流することにより

  • 自分と同じ考えの人たちに会えるかもしれない
  • 自分の客観的な力量が分かる
  • 自分より優秀な人たちに会える
  • 今面白いことをやっている会社やグループの情報が得られる


等々、たくさんの刺激や情報を得ることができるのです。
それにより今後自分が進むべき方向が、以前よりもだいぶ見えてくると思います。
優秀であるにもかかわらず埋もれていて自分の居場所を探しているエンジニアが少しでも幸せになれたらと思います。