file_server_on_linux-0.0.1 リリース

本日 Mona OSプロジェクトはfile_server_on_linux-0.0.1をリリースしました。

開発者向けリリースです

Mona OSのサーバーなどを開発する devloper 向けのリリースです。
file_serverの開発者だけでなく、他の必須コンポーネントGUILinux上で開発するのに参考になると思います。
特にMona OSの core であるメッセージAPIと共有メモリAPILinux上でエミュレートしている部分は再利用が可能でしょう。

file_server_on_linuxとは?

file_server_on_linuxとは、Mona OSのサーバー(ユーザーモードで動作するOSコアコンポーネント)であるfile_serverをLinux上で動作するようにしたものです。
Mona OSプロジェクトでは、Mona OS上で動作するOS機能をできる限り、cygwin/Linux上で開発・デバッグ・動作確認をし、その後Mona OSにportするという開発スタイルを心がけてきました。
これを実践することで

  • 開発を安定、成熟したOS上で行うので開発効率が上がる
  • 既存OS上でも動作することが必須なのでポータビリティが上がる

など多大なメリットが得らています。

開発の動機

次期Mona OSのリリースでサポート予定の仮想メモリの実装に必須であったため。

大きな変更点

今回file_serverをLinuxにまず移植し、その後に以下の大きな拡張をしました。
この拡張は今後Mona OS本体に取り込まれる予定です。

ひげぽんの個人的な感想

OSの必須コンポーネントであるファイルシステムがまるごとLinuxで動くようになったのは大きなメリットだと思います。
おおげさではなく開発効率は10倍くらいになるのではないでしょうか。
以前から気になっていたfile_serverのジャングルコードが解消されたのと、VFSについて深い理解が得られたのも個人的にはかなり大きかったと思います。